どうせなら笑って過ごそうよ!

闘う杏子さんのお話 日常の中の笑いの数々 笑って過ごしても泣いて過ごしても同じ一生。それなら笑って過ごしたい!

じっちゃまん☆ロックオン!(たわむれに きゅうり)

りょーすけと一緒にマメゾーの散歩に行って来たいろり。
帰って来ると、玄関先でばあさんとお富ちゃんが立ち話。
お富ちゃんはばあさんの大親友だ。
その傍らには山盛りのきゅうりが置いてあった。
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お富ちゃん、いろりたちを見るなり、
「あら、お帰りなさい! じゃあ、もうそろそろ帰るわ。きゅうり食べてね。おじゃましました。」

「あ、待って。私もそこのスーパーまでお買い物に行くから一緒に行くわ。」

「そのきゅうりね、お富ちゃんちでたくさん取れたからって、いただいたの。新鮮よー。
私ちょっとお買い物に行ってくるわね。お留守番お願いね。」
ばあさんは、お富ちゃんと一緒に出ていった。

そして、そこにはきゅうりが残った。

山盛りのきゅうりのをじっと眺めるいろりとりょーすけ。

「なぁ、りょーすけ、おめぇきゅうりは好きか?」

「あんまり… だって、きゅうりって、絶対きゅうりの味だもん。」

「その意味わかるよ。きゅうりってなんだか悲しいよな。」

しばし沈黙。

「りょーすけ、100円やるから、きゅうりでぼけてみろ。
まず、俺が見本を見せるぞ!」

「あ、電話だ、はい、もしもし」
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「ローリー、面白い! ぼくもぼくも!」

「朝の歯磨きー」
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「まだまだ。 こっちは、習字だ!」
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「ふん、そんなの、こっちはたて笛だい!」

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「おぬし 出来るな! よし、どうだ、ちょんまげー」
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「ははっ。ローリー 面白すぎー」

りょーすけ大喜び。

「ゲッ、ばあさん」
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「あんたたち、何やっての?食べ物で遊んじゃだめでしょ! 私が買い物に行ってる間、ずっとそんなことやってたの?もうっ!変なこと教えちゃだめよ。まゆりに怒られちゃう。」

いろり、返す言葉もない。

「りょうちゃん、ママにきゅうりを少し持って行ってくれる?これ持ってもう帰りなさい。」

りょーすけが去った。

その日の晩ご飯は、きゅうり尽くしだったことは言うまでもない。

きゅうりの酢の物。
たたききゅうり。
バンバンジー。

どれも、見事なきゅうりの存在感。

きゅうりって、ナスやトマトみたいな変身はできないんだなー。

やっぱり、せつないきゅうりだった。
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