どうせなら笑って過ごそうよ!

闘う杏子さんのお話 日常の中の笑いの数々 笑って過ごしても泣いて過ごしても同じ一生。それなら笑って過ごしたい!

山崎豊子さん

私が尊敬してやまない作家です。
残念なことに昨年9月に逝ってしまわれました。
もうこれ以上作品が増えることがないのが残念で仕方ありません。
フィクションの名のもとのノンフィクションと言ってもいいのではないかと私は思います。
常に実在のモデルが存在しました。

白い巨塔

華麗なる一族

不毛地帯

沈まぬ太陽

運命の人

そのまま歴史に埋もれてしまいそうな、それでいて決して埋もれてはいけない真実を浮き彫りにし、作品ごとに人々の意識を呼び起こしました。
その緻密な調査と遠慮ない描写で時として目をそむけたくなるようなことさえあります。
でも、ひとたび読み始めると止まらないのです。その先、その先と急がないといけない気持ちになります。

どの作品も映画化やドラマ化されています。
でも、私は作家の一言一句見逃してほしくありません。
言葉の重みが違うのです。

そして、大地の子は何度号泣したことでしょう。
NHKでドラマ化されたようです。
私は見たことがありません。
若き日の上川隆也さんが主役を演じていたようです。
中国残留孤児のお話です。
読んでいてこんなにつらい内容はありませんでした。
なのに、主人公を取り巻く愛情の深さに心が震えます。
しょせん、誰もが国や人種を超えた、ただの人間でしかないのです。
そして、すべてを悟った主人公の最後の一言は今思い出しても涙が出てきます。
山崎豊子自作を語る 作品論 (新潮文庫)にてその取材の大変さが語られています。
中国の激動も知ることができます。

最近、最後の作品 約束の海を買いました。
最初のページを開いた瞬間から、止まらないことが自分でもわかっています。

約束の海

約束の海