どうせなら笑って過ごそうよ!

闘う杏子さんのお話 日常の中の笑いの数々 笑って過ごしても泣いて過ごしても同じ一生。それなら笑って過ごしたい!

情熱大陸 アボカド

田舎の両親にアボカドとトマトを細かく切ってピエトロドレッシングをかけたサラダを作ってあげたのは確か去年の夏だった。

それはそれは喜んでくれた。

あのアボカドの食感は初めて口にするとびっくりする。

100%植物のくせして、あのトロンとしたクリームのような食感。

チーズのようでチーズとは全然違う。

牛臭くない。

当り前か。

そして、あの剥きやすさ。

真ん中の種さえ取れば、あとは皮と果肉だけ。

果肉(これは正しい言い方か?)はスルンと取れる。

 

母のミニミニミニ農園経営魂に火が付いた。

目標アボカド栽培

娘として最低限のことは調べてあげた。

種は取り出した瞬間、水につける。

運が良ければ芽が出てくる。

10個に1個、いや、それ以上の低い確率。

結局30個以上に1個だったそうだ。

芽が出たのだ!

それまでどれだけ食べたかは聞かないでおこう。

哀れなのは父だから。

たまには違うものも食べたかっただろう。

母が写メしてきた。

それを見るとさすがに感動した。

芽が出たら鉢に植える。

そこからは恐ろしく順調、50センチまですくすく伸びて葉っぱが2枚。

その間に季節は冬になっていた。

そこから成長はピタッと止まった。

母は心配になって電話してきた。

たぶん、原産国がメキシコと考えると寒いのはだめなんだろう。そう伝えると

母は鉢を家の中に運び込んだ。

リビングで観葉植物扱い。

でも、成長するわけでも枯れるわけでもない。

もうだめかと思いつつ、祈り続ける母。

「春は近いぞ!」

と話しかけている。

さすがにかわいそうになり、

「きっと大丈夫だよ!」

と根拠のない慰めをする私。

「せっかく地元の農協の機関紙に投稿したのに。」

と母。

なにぃ?

そんなことやってたのか。

あんたは何をしているのだ。

カリスマアボカド栽培士でもめざしとるんかい!

 

「農協からは何も言ってこないの…」

 

お願いだから、せめて実ができてから投稿して。

 

 チャーンチャチャチャーンチャ…

情熱大陸

(えんそう 葉加瀬太郎 ♪)