どうせなら笑って過ごそうよ!

闘う杏子さんのお話 日常の中の笑いの数々 笑って過ごしても泣いて過ごしても同じ一生。それなら笑って過ごしたい!

スペースパン つながりで

母が一日外出の日曜日。

小学生の3姉妹がお昼ご飯を食べようとしていた。

冷蔵庫におかずがあったし、ご飯もあった。

そこに父が現れ、

「焼うどんを俺が作ってやるぞ!」

3姉妹は狂喜。

だって、父がたまに作る料理はおいしかったから。

父が言った、

「鉄板で作る焼うどん。あれ作るぞ!この前XXさんからもらったあの銀の鉄板持って来い。」

3姉妹は同時に、

「えっ?」

銀色という時点でもう鉄板じゃないもん。

長女が父に言う、

「お父さんあれお盆だよ。そんなもん火にかけられるわけないじゃん!」

二女も三女も激しく抗議。

父は聞く耳を持たない。

「いいから持って来いって。俺がおいしいの作るから。」

言い出したら、聞かない父。

しょうがないので、二女がその銀の鉄板(?)を持ってきた。

父はまず手際よく野菜を切ったりした。

そして、

「よし。見てろよ。最後にとき卵を周りにジャーッといれるんだよ。それがうまいんだ。」

銀の鉄板(?)を火にかける父。

そこにサラダ油少々。

絶対にあぶない。

遠巻きにみる3姉妹。

若干煙があがる。

「お父さん。それ危ないよ。やめよう!」

騒ぐ3姉妹。

それでも父は料理を続ける。

「だーいじょうぶ! 大丈夫! 野菜炒めるぞ。」

銀の鉄板(?)が歪んできた。

「お父さん! それ曲がってきたよ!危ないから。」

「黙って見てろ! ここでうどんだ。」

そのころには、銀の鉄板(?)はかなりひん曲がっていた。

恐怖で固まる3姉妹。

チビの三女は泣いている。

「醤油とだしで味付けしてっと。卵はいらないな。」

勝手に卵を断念し、火を止めた父。

これはもう意地になっている以外の何物でもない。

「ほら出来た。うまそうだろう?」

声も出ない3姉妹。

絶対にまずそうだもん。

「後3人分は作れないなぁ。」

そりゃそうだ。

銀の鉄板(?)はすでに鉄板ではないことが明らかだった。

父はそそくさと大きな鍋を出し、インスタントラーメンを作り始めた。

結局みんなでインスタントラーメンを食べた。

三女は泣きながら食べていた。

気まずいお昼ご飯だった。

父が銀の鉄板(?)と言い張ったお盆はそのまま流し台に放置。

戻ってきた母が大騒ぎして、父は怒られていた。

 

 

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