どうせなら笑って過ごそうよ!

闘う杏子さんのお話 日常の中の笑いの数々 笑って過ごしても泣いて過ごしても同じ一生。それなら笑って過ごしたい!

もしもしかめよ かめさんよ

 

仲良しの友人夫婦。

 

ユウゴ君という3歳の男の子がいた。

 

よく遊びに行く私はユウゴ君とも大の仲良し。

 

 

 

一度、その友達の家の固定電話に電話して留守だったので、ふざけて、

 

「もしもし?もしもし?いないの?もしも~し!」

 

「もしもしかめよ かめさーんよー♪ じゃあね。」

 

と留守電を残した。

 

その晩、家に帰った友人夫婦はユウゴ君と3人でその留守電を聞いて大爆笑。

 

ユウゴ君はそれを何度もリピートさせて聞いては笑っていたそうだ。

 

 

 

ある日、私は会社帰りに郵便局のATMでお金を2万円おろした。

 

はずだった。

 

カードを取って、明細書も財布に入れうちに帰った。

 

そして気が付いた。

 

お金取っていない!

 

2万円取らずに帰って来た。

 

青ざめた。

 

どうしよう。

 

そこで思い出したのが、郵便局に勤めるその友人夫婦だった。

 

慌てて電話する。

 

 

 

「もしもし?

 

出たのはユウゴ君だった。

 

うれしそうに、

 

「もっし もっし かめよ♪」

 

無言でそのあと続けと私に強要する。

 

しょうがないから、

 

「かめさんよ~♪ パパかママいる?

 

たぶん世界で一番、テンションの低い‘もしもしかめよ’を歌った。

 

ほんとはそれどころじゃないのに。

 

身から出た錆。

 

自業自得。

 

ママの方が電話に出るまでに地球の裏側まで沈んで行くんじゃないかと思うくらい落ち込んだ。

 

 

 

ATMで2万円取り忘れた話をすると友人は、

 

「後ろに誰か並んでた?

 

と聞いた。

 

いなかったと答えると、

 

「だったら、ある一定の時間が過ぎて、お金は機械の中に戻って行って、後日、郵便局から、取り忘れがありますって通知が来るから。そしたら、元に戻っただけで大丈夫。」

 

「お金取らないと、意外とすぐに中に戻って行くから、後ろに悪い人がいない限り大丈夫だよ。」

 

とのこと。

 

 

 

後日言われた通りに通知が来て、ホッと胸をなでおろした。

 

 

 

ひやひやした代償は、あの、果てしなく暗い気持で電話口で歌ったもしもしかめよ‘だった。

 

もうふざけません!