どうせなら笑って過ごそうよ!

闘う杏子さんのお話 日常の中の笑いの数々 笑って過ごしても泣いて過ごしても同じ一生。それなら笑って過ごしたい!

私たちはいつこの純真さを失ったのだろう?

あれはほぼ20年前。

姉の娘 るーちゃんの子守りを頼まれた。

るーちゃんは私のことが大好き。

嬉しそうに私のアパートに連れてこられた。

姉は用事があるから玄関先でバイバイ。

るーちゃんはお母さんがどこかに行っちゃったのに

全然平気。

なぜって、大好きな私と一緒に遊べるから。

「なにしてあそぶ?なにしてあそぶ?」

うれしくてしょうがないらしい。

絵本を読んだり、折り紙したり、ビデオをみたり。

お昼ごはんは、ピザのデリバリー。

おやつは、この日のために買っておいたプチフール。

ちっちゃなちっちゃなケーキが6個箱にはいっている。

るーちゃん幸せの絶頂!

「どれしにようかなっ♪」

「この赤いのやつ。うーん、チョコにしようかなっ♪」

「ど・れ・に・し・よ・う・か・な~ん♡」

もう、可愛くて 可愛くて…

私はなんかからかいたくなった。

そして、言った。

「ねぇ、るーちゃん。」

「おばちゃんねぇ。ないしょだよ。」

るーちゃん、

「なに?なに?」

私、

「実はね。私セーラームーンなの。」

るーちゃんの目は、

うるうる きらきら

顔色もパッとあかるくなった。

明らかに、

私の大好きな叔母ちゃんがあのセーラームーン!?

すごい!!!

と表情が語っている。

「ないしょだよ。」

「うん。」

そして プチフールを食べて

幸せそうなるーちゃん。

まさか信じるとは…

そんなわけないだろとか言わないんだ…

いまさら、うそだよ~んなんて言えない状況。

 

ジュースも飲んで、夢のような時間。

一緒にお昼寝もした。

 

4時ごろ、姉が用事を済ませて

るーちゃんを迎えに来た。

るーちゃんは姉に抱っこされ、寝ぼけながら、

バイバイと手を振って帰って行った。

 

姉が無事家について、お礼の電話をくれた。

その時、

「ねぇねぇ。るーちゃん、すっごく可愛いの。」

セーラームーンの話をした。

そして、姉に怒られた私。

「純真な子どもをだまして。あんたって人は!」

 

だって、真に受けるとは実は思ってなかったんだもん。

冗談で済むかと思ったら、すごく喜んで信じたるーちゃん。

 

子供ってあんなに純真なんだ。

 

るーちゃんはもうすぐ社会人になる。

あの時の話をすると、

「へぇ~ 私可愛かったんだぁ~」

と笑った。

 

人はいつ頃に、あの純真さを失うんだろう?

 

まぁ、あのままじゃ何時か悪い人にだまされるけど。

 

ハローキティのマグネットえほん きょうのごはんはなあに?

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