どうせなら笑って過ごそうよ!

闘う杏子さんのお話 日常の中の笑いの数々 笑って過ごしても泣いて過ごしても同じ一生。それなら笑って過ごしたい!

闘う杏子さんのお話 はじめから

エピ68 – 孤独なエスパーと大根女優

「ぼくはここでは孤独な立場なんだよ。」 タンさんは口癖のように言う。部下をまとめる立場の人間とは、えてしてそんなものかもしれない。 タンさんが外国人だからとかそういう問題ではないのだろう。 杏子はそう思った。タンさんの秘書である杏子も同じよう…

エピ67 – 天使の沙羅

杏子たちが働くオフィスが入っているビルは大手不動産会社の所有だ。 そのビルの管理・運営自体は系列会社が請け負っている。 江元さんはその管理会社の部長で実質各テナントへの連絡事項、賃貸料の交渉、その他を取り仕切っている。 杏子がタンさんから漏れ…

エピ66 – 我の強い蛾な女

かおりさんのお肌がキラキラ輝いている。 香奈ちゃんの不幸が何よりの美容液なのかもしれない。 いつも杏子が思うことだ。 徳永部長と香奈ちゃんの蜜月があっけなく終わったようだ。 杏子が尋ねなくても勝手に情報をくれるのがかおりさんだ。「あの子さぁ、…

お久しぶり!エピ65ぐらい – 計算高いバタフライ

杏子はたまに思う。 自分は動物にたとえるならカタツムリだな。 動物と言いながら、カタツムリが浮かぶこともすごい。ゆっくりと着実に進むことしかできない。 何度も何度も確認しながらだ。 そして、とても傷つきやすいの。 少しでも攻撃されそうになると …

リアル 戦う杏子さんになってしまった_その20

送り返す物は ちゃんと簡易書留で お手紙付きで送りました必要なものは その後 ゴールデンウィーク明けに 送られてきたもうこれで終わり 数か月臨時アルバイトしたと思えばいいのだと そう自分に言い聞かせているたぶんもう 会うこともないだろうと思う人た…

リアル 戦う杏子さんになってしまった_その19

大バカ野郎1号からのメール開くだけでも気分が悪いどんな失礼なこと言われるかと思うと 結構トラウマだメールの内容は私が当初4月末で退職と言っていたと思うが 昨日の話では試用期間終了と同時ということだったので 協議の結果認めるなので健康保険証は最…

リアル 戦う杏子さんになってしまった_その18

翌日は予定通りお休みした無断欠勤ではないちゃんと会社で決められた手順で 休暇を申請していたただ だれも承認のメールをくれなかっただけ唯一 善人と思われる 直属の上司が 口頭で承認してくれていた午前中は とりあえず 近くの病院へ行った私のこの状態は…

リアル 戦う杏子さんになってしまった_その17

あんたらは 記憶喪失か?!私は最初から 試用期間終了と同時に 辞めたいと言っていただろうが!それを5月ナンニチだとか 4月末だとか私が辞めると言うと 思ってなかったんだろうが思い出してもあんたの仕事ぶりは 超期待外れだ それでも 残りたいなら 試用期…

リアル 戦う杏子さんになってしまった_その16

こちらから 話がしたいと言ったわけだから目の前に 肩に力が入って ハンガーのようになってる もはや過去の上司に向かって まず一発かました私先日退職願いを メールでお送りしましたけど あれはどうなったんですか?1号が答えたそれは あなたが月末で退職と…

リアル 戦う杏子さんになってしまった_その15

これ食べてからでいいかな?仁王立ちの私に 下から見上げるように 奴は言ったわかりましたいったん引き下がる私心の準備はさせてやる ただし無駄に時間稼ぎはするなよそんな視線を落として 私は自分の席に戻ったおまたせと言って 奴が声をかけたのは それか…

リアル 戦う杏子さんになってしまった_その14

簡単に言えば とんだブラック会社に 引っかかっただけ胡散臭い奴に うちの会社に来てくれませんか? なんて言われていい気になっただけ自己責任ですだけど人の弱みに付け込んで 何を言っても 言いなりだと思われたのは ものすごく 腹が立つ会社とは きれいさ…

リアル 戦う杏子さんになってしまった_その13

前科の話は後日決戦の日まず私は 翌日の休みを申請するためにメール送信 宛先は直属の上司と 大バカ野郎1号・2号もちろん無給休暇ついでに 翌週月曜日に 海外の偉い人が来るとかで みんなでランチというメール それは大バカ野郎1号から来ていた それに対…

リアル 戦う杏子さんになってしまった_その12

全く 若いうちから こんな姑息なことに 手を染めやがってしかも 大バカ野郎1号に 助言という名の元 いろんなこと吹き込みやがって一体あんたが ドンだけ優秀なのか 言ってみろってんだ人のちょっとしたことは ここぞとばかり 突っ込んで ネチネチとメールし…

リアル 戦う杏子さんになってしまった_その11

大バカ野郎1号と2号2号の方は 1号の言いなり まぁ 部下だからしょうがない実際に2号はそんなに恨んでないでも 今回の件は 1号だけの考えではなかった黒幕というか 入れ知恵した奴がいたそのことに うっすら気が付いたのは 例の面談のとき1号の私に対…

リアル 戦う杏子さんになってしまった_その10

私 今やっと気が付いたこれまで 自分のこと 温厚で 争いが嫌いな人間だと 思っていたいや 思いこませていたでも よく考えると 今回に限らず 納得いかない時に 大きくもめた時が 1回や2回じゃなかった3回でもなかった結構 黙っちゃいない人間でした休火山 …

リアル 戦う杏子さんになってしまった_その9

週末は 私は忙しかった大バカ野郎について 考える暇すらなかった再び はらわた煮えくりかえったのは 月曜日のこと待てど暮らせど 一向に私の退職願いの話がでないそして午後 直属の上司から チームのミーティング召集新しいプロジェクトについて 大きいのが…

リアル 戦う杏子さんになってしまった_その8

ばか野郎どもは その日一日 私と目を合わせようとしなかった私は 今日の今日は返事は無理か なんて思ったものだでも奴らをそのまま信じるほど バカでもないちゃんとその日の仕事を終えて うちに帰ったその日のうちに メールで退職願いを ばか野郎どもに 送っ…

リアル 戦う杏子さんになってしまった_その7

最初に言っておくけど試用期間延長は よくある話だと思うそれはいい問題はもう一つだ残りたいなら 降格・減給でいいなら それもありだなんじゃそりゃ!明らかに 重大な契約違反じゃん!はい と言うと思ったのかばか野郎辞めると言ったら びっくりするって お…

リアル 戦う杏子さんになってしまった_その6

ちょっとは 褒めないとヤバイと思ったのだろう なんだか忘れたが 少しは褒め言葉もあった気がするしかし それは その後の奴ら(もうこんな呼び方になる)の 提示で吹っ飛んだわ会社としては 今後1-2か月試用期間を延長して 様子を見るか または 会社に残りた…

リアル 戦う杏子さんになってしまった_その5

先に言っておくはあっ?まず 社長が私に これまで仕事してみてどうですか? と尋ねたなので 思ったことや意見を一通り述べたやけににこにこ聞いてる 目の前の二人すでに 怪しさMAXそして 社長が口火を切ったでは、こちらからの意見をいいます かなり厳しいこ…

リアル 戦う杏子さんになってしまった_その4

コーヒーショップに着いた超奥の席に陣取った 社長が私に 何を飲みたいか尋ねた本当はほうじ茶が飲みたかった そんなものはないので とりあえず ブレンドコーヒー社長 いそいそと 注文カウンターへ行ってしまった私とナンバー2は どうでもいい世間話で 場を…

リアル 戦う杏子さんになってしまった_その3

数々の疑念渦巻く中 私の3か月の試用期間も終わりに近づくそんな中でも スカウトされて 会社に入った以上 せめて1年は 恩返ししないと なんて昭和な私ある日 会社で社長に次ぐ ナンバー2の位置にある男性から 個人面談を行うとメールが来たそうだよな 3か月…

リアル 戦う杏子さんになってしまった_その2

入社してから2か月 給料が出なかった入社した時 保険証も遅れていたし 私を誘ってくれた社長も 色々遅れることもあるけど ちゃんと整えるからと言われ 信じて待った最初の給料が出たのは3月 これはどうなんだろう?でも 最初の疑惑は まさにこの給料の件だな…

リアル 戦う杏子さんになってしまった_その1

実は今年初め 以前の仕事の経験を見込んでと とある会社からの 仕事のオファーを受けて 入社した入社したら 学芸会のような会社だったでも これから大きく成長するために 私のような経験者が必要なのだ そう思って 最低1年は頑張ろうと思った朝7時半には出社…

エピ64 – 持ち上げられて杏子

杏子は久しぶりに髪型を変えてみたくなった。 大学を卒業してから、長さには変化はあるものの、基本同じような髪型で通してきた。 セミロングのボブスタイルだ。 少なくとも杏子にとっては、この髪形が一番楽なのだ。 信じるものは救われる。 したがって、杏…

エピ63 - そのツボは別のツボですって!

実は、杏子は悩んでいた。 外国語で冗談を言われても何が面白いんだか全くわからないことがしょっちゅうあるのだ。 笑いのツボが分からないながらも、とりあえず笑ってごまかしてきた。 そういう時の杏子の目はきっとあちこち泳いでいるはずだ。 そして、感…

エピ62 グレる暇もありゃしない

タンさんの後頭部を恨めしく見送った後、杏子はしばらく無になった。 なぜ後頭部を睨んでいたのかは、杏子自身よく分かっていなかった。 とにかく仕事はやらなければいけない。 気をとり直して、必死に入力する杏子。 明日、腕の変なところに筋肉痛が出るか…

エピ61 杏子の「私がグレそうになった瞬間」

タンさんが静か過ぎて不気味だった。 週が明けて、月曜日から水曜日までの丸3日間、何かに没頭している。 毎日、杏子が持って行く書類も簡単に目を通してはいるようだったが、 すべて後回しにされた。 幸いにも、緊急を要するようなものは何一つ無かった。 …

エピ60 恐るべき上昇志向の女

タンさんの秘書歴もはや1年。 ボスの傾向と対策が身に染みついた感がある杏子。 タンさんは、時々呟く。 物を書きながらだったり、パソコンをのぞき込みながらだったりする。 もちろん、一人の時ではない。 杏子がデスクのそばを通りかかった時に限って、わ…

エピ59 転落のストーリー だったりして

ふと、タンさんが杏子に尋ねた。 「シミズさんの両親は今でも元気なのかな?兄弟はいるのかな?」 不意を突かれた杏子は、 「両親は元気だし、確かお姉さんがいるはずですよ。何かあったんですか?」 と返すと、タンさんは、 「フーン。そうなんだ。お金に困…